控除限度額の概算の仕方｜ふるさと納税のことなら「ふるさとタックス」

ふるさと納税制度にはいろいろな側面があります。
一つは税収が減少傾向にある地方の自治体の税収確保です。
寄附金集めのためには還元率の高い特典を用意したり、煩雑になる事務を処理する手間などがかかりますが、うまくやれば税収増に加えて、移住者の増加にも繋がります。
移住者が増加すれば必然的に税収が増えるのです。

あるいは寄附する側からしてみれば、なかなか手に入らない地方の特産物を特典として受け取る事が出来ます。
ふるさと納税比較サイトを見ていると、まるで通販サイトのようなデザインになっているところもありますから、寄附する側もそれと同じ感覚で寄附している人もいるでしょう。

または節税の目的で寄附する人もいるでしょう。
寄付額に応じた控除が受けられるので、普通に現住所の自治体に納税するよりも、ふるさと納税を利用すれば特典もついてくるのですから、お得感は大きくなります。

この控除には限度額が設けられています。
節税目的で利用する人にとってみれば、自分の控除の限度額がいくらなのかすぐにでも計算したいところですよね。

しかし、この計算がなかなかにやっかいなのです。 「控除額は収入で決まる」「家族構成で決まる」といろいろ言われていますが、その実態は所得税額・住民税額で決定されています。
これらを計算するには源泉徴収票に書かれた数字と税額を計算する知識と手間が必要になります。

しかし、ちょろっと寄附して得したい！という人にとっては、そんな手間、面倒以外の何者でもありませんよね。
大丈夫です、世の中ではそちらの人の方がほとんどです。

その証拠に、ネットには計算のための情報と一緒に、自動計算ツールがたくさん公開されています。
税金関係のプロフェッショナルである税理士が作成したツールから、税金に詳しいアマチュアの人が作成したツールもあります。

さらには大分市の「ふるさと大分市応援寄附金控除額計算ツール」のような、公的機関が作成したツールもあります。
大分市のこのツールは、源泉徴収票をモデルにした入力システムなので、どの数字をどこに入力すればいいかが非常にわかりやすくなっています。
正確な数字を出すにはもっと細かな計算が必要になるようですが、概算ならこういったツールで十分でしょう。